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個人心理学(individual psychology)

アドラーが日本でも知られるようになったのは、岸見一郎氏の著書「嫌われる勇気」がベストセラーとなった、2014年の頃だったかと思う。 フロイト、ユング、アドラーの三人を称して、心理学の三大巨匠と呼称するそうだが、心理学という学問の創始...
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確証バイアス( Confirmation bias )

ヒロスエさんという女優さんが料理人と不倫したということで事務所に無期限の謹慎を命じられたらしい。契約していたコマーシャルも全て利用が停止されるという。タレントという商売はイメージが売り物なので致し方ないことなのだろう。 一方で相手の...
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パレイドリア現象( Pareidoria )

人は事象を認知する際に、そのものを認知することが出来ない。これは認知バイアスという、私たちの中に多かれ少なかれある“色めがね”でしか物事をとらえることができないからだ。賛成意見を言われただけなのに「ワタシに好意があるのかしら」と感じたり、...
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敵意帰属バイアス( Hostile attribution bias )

満員電車は辛いものである。群衆に押し込まれて偶発的に自分の前の人をやむを得ず押してしまうことがあるが、その人が「わざとやったに違いない」と思い込んでしまい、意図的に私をひじで突きかえす。やれやれ。満員電車をよく使っている人ならば、よくある...
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認知バイアス( cognitive bias )

下手なダジャレを言いたいわけではないのだが、「認知バイアス」という言葉が広く“認知”されないものだろうか、と常々、感じている。要するに認知のゆがみのことで、定義的には「自分の思い込みや周囲の環境などによって無意識に合理的ではない判断をして...
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二重盲検法( Double blind test )

休暇を利用して福島県にある猪苗代駅についてみると、そこには「等身大の野口英世」なる写真が飾られてある。未だ日本の医療者として最も有名人の一人である彼はここでは地元の名士だ。 お札にもなった彼ではあるが、福岡伸一先生の著書「生物と無生...
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第二種の過誤(β error 、 type Ⅱ error )

このところ北朝鮮が頻繁にミサイルの発射実験を行っている。ミサイルの発射情報を国民に知らせるJアラートはしばしば「誤報であった」と報道されており、なかなかうまく運用できていない様子が伺える。 ホリエモンなどは、北朝鮮が日本にミサイルを...
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検出力(power)

なかやまきんに君は芸人として大成したとはちょっと言えないとは思うのだが、そのキャラクターが愛され、また昨今の筋トレブームやYouTubeといった媒体の浸透などがあり、「売れっ子」となった。 彼のネタは何らかの質問を自身の筋肉に問いか...
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有意差検定(test)

アニメ映画スラムダンクが大ヒットしている。バスケットボールの世界を描いた原作漫画は1996年に連載終了したというのだから、ここにきての大ヒットは当時のファンも驚きではないだろうか。 登場する安西先生というキャラクターによる「あきらめ...
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ランダム化比較試験(randomized controlled trial、RCT)

「コスパ最強」なんて言葉を最近よく耳にするようになった。おいしい料理であってもフェアな評価をするには、その価格がいくらかということで考えないとおかしく、単に味だけで高級料理とB級料理は比較できない。最近は時間効率を踏まえた「タイパ」という...
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