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希少性の原理( principle of scarcity )

デジタル時代にあって、何故だかアナログなカードを使った対戦型のゲームが大流行りのようだ。興味のない人にしてみるとたかだか紙にイラストと何やらよくわからない数字が書かれているだけの代物なのだが、これがどうして巨額のプレミアム価格になったりも...
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アンカリング(anchoring)

BSの番組を見ていると、家族から「これ、BS?」と聞かれたりする。「うん」と答える。間違いだったことがない。簡単に見破られるのは、番組のコンテンツが地上波と比べてまったりとしているだけでなく、途中に挟まれるコマーシャル(CM)の雰囲気が違...
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累積罹患率(cumulative incidence rate)

ある医薬品が10人に投与され、そこで3人に皮膚炎の副作用が発生したら、皮膚炎の副作用発現率は3÷10で、30%だ。何のことはない。 ただ、学術用語として「副作用発現率」なるものは認められていないので注意が必要だ。疫学用語としてこの指...
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競合リスク(competing risk)

実際とは違う、パラレルワールドのことを疫学分野では事実と反するということで「反事実」と呼称するのが常である。 もしあのとき、あの場所に行っていたらとか、もしあの人と結婚していたらとか、人生にはいくつもの分かれ道があって、どちらかを選...
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有病率(Prevalence)

浮御堂(うきみどう)、といっても滋賀県に縁がない人ならば聞いたこともないだろう。琵琶湖の湖上に建つこの場所は知る人ぞ知る名所で、俗に満月堂とも呼称する。 先日この浮御堂を訪ねたのだが、自家用車を持たない我が家は当然、公共の交通機関で...
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ポジティブ・デビアンス( Positive Deviance )

分析の仕事をしている人にとって、ボリュームゾーンとは大きく外れる値(外れ値)は、その処理が困難で厄介者である。 たとえばあるクラスにおいて期末テストの成績とボールの遠投の成績との関連を散布図でみたとしよう。一般的には頭脳系と体育系の...
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外れ値( outiler )

メジャーリーグで活躍する大谷選手の活躍は「まさか」の連続である。投手と打者の両方で活躍するという「まさか」に限定されているとてっきり思い込んでいたので、投手をしない今年に関してはその「まさか」は無いものと信じ込んていた。それが50-50、...
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ロングテール( The Long Tail )

持病があり数ヶ月に一度は病院で血液検査をするのだが、昨年は腫瘍マーカーの値が正常範囲を大きく逸脱したことから「部位はわからないけれど、おそらく癌でしょう」と医師に言われ、そこから様々な精密検査を行うことになった。結果的には「どこにも癌はな...
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正規分布( normal distribution )

毎年1回、人間ドックに行くのだが、目やら耳やら内臓やら、色んなところの測定値で「アラート」(悪い数値だとか要再検査だとか)が表示されてうんざりしてしまう。それでもどうにか生きているのだからありがたいというべきなのかもしれない。 測定...
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要約統計量( summary statistic )

私の故郷は新潟県なのだが、この新潟県、「何地方?」という質問がネット上でバズったらしく、「新潟県民ですら知らない」ということが多いのだそうだ。 もちろん「北陸地方ですか?」ならば「はい、そうです」だし、「関東甲信越地方ですか?」でも...
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