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BL0050 プレゼンティズム(presenteeism)

このところ調子の悪い日が多い。年末の懇親会も風邪でキャンセルしたし、つい先日はただ単に寒い日に外に出かけただけなのに頭痛がしてきて大学院のリアル授業を泣く泣く欠席してしまった。年齢のせいにしたくもなるのだが、それだと何でもアリというか常に言...
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BL0049 コモンズの悲劇(tragedy of the commons)

イースター島といえばモアイ像で有名だが、かつてあった文明が崩壊してしまったこともまた有名な話である。ではどうして崩壊してしまったのかといえば諸説あるようだが、先日、友人から面白い学説を紹介してもらった。その学説というのは、当該の「モアイ像」...
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BL0048 天井効果(ceiling effect)

日本人の平均寿命が長いことは周知のことだと思うが、その理由として例えば国民皆保険制度であるとか食生活であるとか色々と取り沙汰される中で、治療成績が良いというのもその1つである。このところは期待の新薬といえば決まってグローバル治験、すなわち“...
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BL0047 曝露(exposure)

普段、私たちが使っている「ばくろ」という言葉は、基本的には悪いニュアンスしかない。友達の秘密を「ばくろした」とか、不正が「ばくろされた」とか、大抵そんな感じだ。これに対して疫学分野では例えば薬剤疫学ならば薬剤が投与されたことを「曝露(ばくろ...
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BL0046 介入(intervention)

科学用語、専門用語といえば決まって難しい単語なのだが、それよりもむしろ日常会話で普通に使われている単語のクセに、ある専門分野ではだいぶ違うニュアンスで使われているという方が誤解を招きがちでむしろ厄介なのかもしれない。例えば経済学で使われる「...
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BL0045 パーパス(purpose)

英語の授業では「purpose」といえば「目的」という日本語で覚えさせられたものだが、このところは「パーパス経営」などという言葉がバズったせいか、パーパスといえば「存在意義」というニュアンスで使うことの方が多いようである。何故に「パーパス経...
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BL0044 人間拡張(Human Augmentation)

近視で難聴。社会人大学院の授業では決まって前の方に座るのだが、それは授業に対して積極的というのが理由ではなく、後ろではスライドがよく見えないし、先生の声が聞き取れないという理由の方が大きい。マイクで授業をするのだから前も後ろも関係ないでしょ...
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BL0043 病気(disease)

どうも最近、耳の聞こえがよくない。完全なオンライン会議の場合はヘッドフォンで聞くことになるので問題がないのだが、リアル会議の場合はそうもいかない。広めの会議室だと遠くの人の発話がよく聞き取れないのだ。大学での講義もそうだ。先生の声はマイクが...
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BL0042 限界効用(marginal utility)

大谷選手が2年ぶりにMVPを獲得したのだが、個人的にはこれが3年連続でないことに納得できていない。ジャッジ選手が大活躍をしてたくさんのホームランを打った昨シーズンにあっても、私の中では大谷選手がMVPだ。何れはそれを破る選手が出てくるだろう...
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BL0041 尺度(scale)

アメリカン・リーグのMVPとして大谷祥平選手が無事に(?)選出されたことにホッとしている。MVPはご存じの通りMost Valuable player、そのままのニュアンスでいえば今シーズンで最もvalue(価値)のあった選手ということにな...