BL0167 ホモフィリー効果(Homophily Effect)

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先日はじめて伺った大阪にあるUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)はまさに人種のるつぼで驚かされた。アトラクションに並んでいると周囲から聞こえてくる声が、日本語でもないし英語でもないというのがほとんどである。平日だったということもあるのだろう。日本人らしい人がほとんどいないようにも思え、見た目はアジア人であってもまず日本語をしゃべっていない。異空間に身を寄せていたような、そんな趣であった。

一方で、ちょっとした発見もあった。これだけ多種多様な人たちが集まっているにも関わらず、それぞれのグループ単位でみるとグループの構成員は何とも一貫性があるのだ。もちろん人種や国籍ということだけではない。老若男女で構成されているグループであっても、まずは“推し”のキャラクターがちゃんと統一されている。

そうは言っても例えば全員が「マリオ推し」といった統一性ではない。2人組であるならば、一人がマリオの帽子をかぶっていれば、決まってもう一人はルイージの帽子をかぶっている。そんな感じで世界観が統一されているのである。決して一人がハリーポッターの学生服で、もう一人がミニオンズの装飾ということは無いのである。

聞くところによると、USJではコスプレを推奨しているという長い文化があり、特にハロウィンの時期になると多くの人がゴーストのコスプレをしてくるらしく、そうした働きかけも影響しているのかもしれない。その意味では客もまたアクターといったところなのだろう。

それにしても感心(?)させられるのはグループ単位でみて体型も類似しているところである。ホモフィリー効果とは主に心理学分野で用いられる用語であり、簡単にいえば「類は友を呼ぶ」現象のことである。なんら血縁関係がなくても趣味が近しかったり食事や運動習慣が近しかったりすることでヤセの人はヤセの友人が多く、太った人は太った友人が多い。

そんな風にして往来する人たちを観察したりするのもまたUSJの楽しみといえるのかもしれない。ところで、私の家族3人は傍からみたらどんな風に見えているのだろう。案外と自分のことは客観視できないものであるが、無自覚ではあってもやはりどことなく似た者同士のように見えているのかもしれない。何だかそれはちょっとこそばゆく、あんまり嬉しくもないのだが。

以上

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